ダイエットトレーニングは体重が増える
ダイエットと言えば、どうしても気にしてしまうのが体重ですが、これは筋力トレーニングによるダイエットとは相反する場合があります。
筋力トレーニングによってダイエットを行う場合の基本的な考え方・理論は、筋密度を向上させることにより基礎代謝の高い「太りにくく痩せやすい体質」を作ることであり、この過程では筋密度向上による体重増加もありえます。
つまり、体脂肪が多く筋密度が低い「肥満体型」よりも体脂肪が少なく筋密度が高い「痩せ体型」のほうが体重としては多くなってしまう場合もあります。これは、単位体積あたりの筋肉と脂肪の重量差に起因しています。
筋肉は脂肪の三倍の重さがあると言われています。
筋肉はとても重く、同じ体積で比較した場合脂肪の三倍もの重量があります。これが、「見た目が細いのに体重がある状態」の理由です。
★★体重を指標としないダイエットを★★
「体脂肪が多めで筋密度が低く体重が軽い」状態と「体脂肪が少なめで筋密度が高く体重が重い」状態とでは、どちらが外見的に細く見えるでしょうか?
それは、後者です。筋密度が高く体脂肪が少ない状態では、外見的に引き締まりしなやかに見えます。アスリートの女性や筋力トレーニングを行って体型作りをしているモデルなどがこの状態です。
そして、なによりも、筋密度が高く体脂肪が少ない体型のほうが健康的であり、加齢に対しても日常での運動能力の低下が緩やかであるため推奨されています。また、基礎代謝も向上するため太りにくい体質にシフトしていくことも可能です。
このように、女性のダイエットは体重を指標にするのではなく、あくまでも体脂肪率を優先するとともに、筋力トレーニングによって筋密度・基礎代謝を上昇させることが大切です。
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